= http://goodnews-japan.net/news/blog/2008/07/07/3530
泡瀬干潟を守る連絡会共同代表であり、写真家である小橋川共男さんが2008年1月に発行した写真絵本が根強い人気を集めている。沖縄市東部海浜開発事業によるアセス書を無視した埋め立て工事が続けられている、泡瀬干潟や浅海域などの生物や海の風景を収めた『こんにちは泡瀬干潟』だ。沖縄のマスコミで大々的に取り上げられ、大きな反響を得て、那覇市の那覇市民ギャラリーでは写真展なども開かれた。小橋川共男さんに写真絵本を作るに至った経緯を伺った。
――いつ頃から泡瀬干潟に興味を持ったのですか?
2002年1月に泡瀬干潟の観察会に参加したときに、驚いたんです。こんなに豊かな海だったのか!って。正直なところ、それまでは“泥っぽい海だなぁ”という印象くらいしかなかった(笑)。でも、1月で外は寒くても、浅瀬の生物や海草たちは、もう春の準備をして生命に満ちあふれていたんですね。泡瀬干潟って、こんなに生き生きとした世界なんだとびっくりしてね。
――小橋川さんは、1月から3月まで約3か月間、毎日のように泡瀬干潟に通い、写真を撮り始め、2002年4月、『泡瀬干潟 春』という小冊子を発行されました。春の豊かな泡瀬干潟の生物の姿を紹介するとともに、行政側が行った海草の移植現場の実体も写真によって訴えられましたね。
海草の移植のメドがたったからと、工事着工のゴーサインが出たのに、結果的に海草の移植はすべて失敗に終っていた。その悲惨さもそのまま伝えなければと思いました。泡瀬干潟の海草たちは最初は1センチにも満たない大きさなんです。それが春になるに連れて、見る見るうちに成長していく。その植物たちの表情がなんとも新鮮で、それはやはり見ないとわからない。見ることで感動するんです。
――小橋川さんにとって、干潟の魅力とは?
そこに住む生物のすべてが、なくてはならない関係で結びついているということ。観察して見ているとわかってくるんですよね。死んだ貝やサンゴのかけらだって、そこに海藻が付いて芽を出したりしている。干潟にあるもの全てが生物たちにとって役に立つ存在なんです。それが人間にとってどれだけかけがえのないものか計り知れません。
――埋め立てられた土地がどう利用されるのか、計画自体は遁走し、いまだに何が作られるのかも決まっていないまま、埋め立てだけが進んでいると聞きました。計画では人口ビーチも作られるそうですね。
人口ビーチがまだ必要なのかと(笑)。人口ビーチには生物の関係性とかはほとんどありません。人が泳いで、ご飯食べて…、それだけでしょ。自然の多様な命が溢れている干潟のような場所を潰して果たしてそれが人間のためになるのか、考えて欲しいですね。豊かな泡瀬の海が人口ビーチになることで、人間の感性そのものも壊され、小さくなる、僕はそんな気がしてならないんです。
泡瀬干潟を守る連絡会共同代表であり、写真家である小橋川共男さんが2008年1月に発行した写真絵本が根強い人気を集めている。沖縄市東部海浜開発事業によるアセス書を無視した埋め立て工事が続けられている、泡瀬干潟や浅海域などの生物や海の風景を収めた『こんにちは泡瀬干潟』だ。沖縄のマスコミで大々的に取り上げられ、大きな反響を得て、那覇市の那覇市民ギャラリーでは写真展なども開かれた。小橋川共男さんに写真絵本を作るに至った経緯を伺った。
――いつ頃から泡瀬干潟に興味を持ったのですか?
2002年1月に泡瀬干潟の観察会に参加したときに、驚いたんです。こんなに豊かな海だったのか!って。正直なところ、それまでは“泥っぽい海だなぁ”という印象くらいしかなかった(笑)。でも、1月で外は寒くても、浅瀬の生物や海草たちは、もう春の準備をして生命に満ちあふれていたんですね。泡瀬干潟って、こんなに生き生きとした世界なんだとびっくりしてね。
――小橋川さんは、1月から3月まで約3か月間、毎日のように泡瀬干潟に通い、写真を撮り始め、2002年4月、『泡瀬干潟 春』という小冊子を発行されました。春の豊かな泡瀬干潟の生物の姿を紹介するとともに、行政側が行った海草の移植現場の実体も写真によって訴えられましたね。
海草の移植のメドがたったからと、工事着工のゴーサインが出たのに、結果的に海草の移植はすべて失敗に終っていた。その悲惨さもそのまま伝えなければと思いました。泡瀬干潟の海草たちは最初は1センチにも満たない大きさなんです。それが春になるに連れて、見る見るうちに成長していく。その植物たちの表情がなんとも新鮮で、それはやはり見ないとわからない。見ることで感動するんです。
――小橋川さんにとって、干潟の魅力とは?
そこに住む生物のすべてが、なくてはならない関係で結びついているということ。観察して見ているとわかってくるんですよね。死んだ貝やサンゴのかけらだって、そこに海藻が付いて芽を出したりしている。干潟にあるもの全てが生物たちにとって役に立つ存在なんです。それが人間にとってどれだけかけがえのないものか計り知れません。
――埋め立てられた土地がどう利用されるのか、計画自体は遁走し、いまだに何が作られるのかも決まっていないまま、埋め立てだけが進んでいると聞きました。計画では人口ビーチも作られるそうですね。
人口ビーチがまだ必要なのかと(笑)。人口ビーチには生物の関係性とかはほとんどありません。人が泳いで、ご飯食べて…、それだけでしょ。自然の多様な命が溢れている干潟のような場所を潰して果たしてそれが人間のためになるのか、考えて欲しいですね。豊かな泡瀬の海が人口ビーチになることで、人間の感性そのものも壊され、小さくなる、僕はそんな気がしてならないんです。
泡瀬の豊かさ見つめ 小橋川さん写真集発行へ2008年1月5日
小橋川共男さん
写真家で泡瀬干潟を守る連絡会共同代表の小橋川共男さん(64)=沖縄市=が同市東部海浜開発事業で埋め立てられる泡瀬干潟や浅海域などの自然を収めた写真集「こんにちは泡瀬干潟」を8日、同連絡会から発行する。小橋川さんは「多種多様な生命があふれているのが写真から分かる。それが失われようとしており、多くの人がそれを考える機会にしてほしい」と話している。
発行に合わせて、写真などの展示会を8日から13日まで那覇市の那覇市民ギャラリー(パレットくもじ6階)で開く。
小橋川さんは2002年1月、泡瀬干潟での海中観察会に参加して驚いた。それまでは「黒っぽい海」程度の印象しか持っていなかったが、海中は春を控えて生物が成長するなど、さまざまな表情を見せていたという。
「こんな生き生きとした世界があるのかと思った。もっと見ないといけないと感じた」。その後、泡瀬干潟を守る連絡会に加わった。
写真は01年から07年までに撮影した。1、2月の海中で海藻のイソスギナが薄ピンク色の大群落をつくる様子や、じゅうたんを敷き詰めたような青々とした海藻の間から海藻のコバモクが背を伸ばし成長する様子、生き生きと泳ぐボラの群れなどを掲載した。
それぞれの写真の説明は、子どもたちに語り掛けるような絵本風のタッチの文章を添えた。
小橋川さんは「(泡瀬干潟は)季節ごとに変化があり、新種や希少種もどんどん発見されている。知らないことも多く、まだ撮りきれていない。その素晴らしい所を埋め立てて失っていいのかと思う。県民の宝を子々孫々まで残してほしい」と話している。
写真集は47ページ、2千円(税込み)。
問い合わせは連絡会098(939)5622、
同事務局の前川盛治さん090(5476)6628。
小橋川共男さん
写真家で泡瀬干潟を守る連絡会共同代表の小橋川共男さん(64)=沖縄市=が同市東部海浜開発事業で埋め立てられる泡瀬干潟や浅海域などの自然を収めた写真集「こんにちは泡瀬干潟」を8日、同連絡会から発行する。小橋川さんは「多種多様な生命があふれているのが写真から分かる。それが失われようとしており、多くの人がそれを考える機会にしてほしい」と話している。
発行に合わせて、写真などの展示会を8日から13日まで那覇市の那覇市民ギャラリー(パレットくもじ6階)で開く。
小橋川さんは2002年1月、泡瀬干潟での海中観察会に参加して驚いた。それまでは「黒っぽい海」程度の印象しか持っていなかったが、海中は春を控えて生物が成長するなど、さまざまな表情を見せていたという。
「こんな生き生きとした世界があるのかと思った。もっと見ないといけないと感じた」。その後、泡瀬干潟を守る連絡会に加わった。
写真は01年から07年までに撮影した。1、2月の海中で海藻のイソスギナが薄ピンク色の大群落をつくる様子や、じゅうたんを敷き詰めたような青々とした海藻の間から海藻のコバモクが背を伸ばし成長する様子、生き生きと泳ぐボラの群れなどを掲載した。
それぞれの写真の説明は、子どもたちに語り掛けるような絵本風のタッチの文章を添えた。
小橋川さんは「(泡瀬干潟は)季節ごとに変化があり、新種や希少種もどんどん発見されている。知らないことも多く、まだ撮りきれていない。その素晴らしい所を埋め立てて失っていいのかと思う。県民の宝を子々孫々まで残してほしい」と話している。
写真集は47ページ、2千円(税込み)。
問い合わせは連絡会098(939)5622、
同事務局の前川盛治さん090(5476)6628。
= http://www.awase.net/maekawa/boran.htm
2008年2月23日に開催された国際ボランティア学会沖縄大会において写真家の小橋川共男氏(泡瀬干潟を守る連絡会共同代表)は隅谷三喜男賞を受賞しました。
受賞理由としては、白保の新石垣空港埋め立て問題から沖縄本島の泡瀬干潟埋立て問題まで、写真家として、一市民として長年の地道な環境保護活動の実践が評価されたものです。
今年1月8日、「写真絵本・こんにちは泡瀬干潟」が出版されました。
しかし、世界に誇れる貴重な泡瀬干潟と浅海の埋立て工事は急ピッチに進められています。
ほとんどの沖縄県民はこの美しい泡瀬の海の自然を残したいと願っているはずです。
この写真絵本が多くの人の眼にふれれば県内外を問わず、「埋立て止めて!」の輪が広がることでしょう。
2008年2月23日に開催された国際ボランティア学会沖縄大会において写真家の小橋川共男氏(泡瀬干潟を守る連絡会共同代表)は隅谷三喜男賞を受賞しました。
受賞理由としては、白保の新石垣空港埋め立て問題から沖縄本島の泡瀬干潟埋立て問題まで、写真家として、一市民として長年の地道な環境保護活動の実践が評価されたものです。
今年1月8日、「写真絵本・こんにちは泡瀬干潟」が出版されました。
しかし、世界に誇れる貴重な泡瀬干潟と浅海の埋立て工事は急ピッチに進められています。
ほとんどの沖縄県民はこの美しい泡瀬の海の自然を残したいと願っているはずです。
この写真絵本が多くの人の眼にふれれば県内外を問わず、「埋立て止めて!」の輪が広がることでしょう。
= http://pro-photo-union.jp/portfolio/doc/1025/102500000.html
どうか購入してください。
= http://www.ebookjapan.jp/shop/book.asp?sku=60007115
プロフィール
1972年。復帰直後の沖縄を初めて訪れた私は、ここに本物があると直観した。両親のシマ・沖縄。亜熱帯の自然と独自の文化、そして苦難の歴史を知り触れるほど血は騒ぐ。「沖縄を撮る」それが私のテーマとなり、生き様にも繋がる。以来30年。豊かな自然と生きあうことが心を開き文化をつくると確信するのだが、今や沖縄は自然を食いつぶして豊かさを求める。写真は試されているのだ。
主な写真テーマ
海と人間の関係、伝統行事、自然
どうか購入してください。
= http://www.ebookjapan.jp/shop/book.asp?sku=60007115
プロフィール
1972年。復帰直後の沖縄を初めて訪れた私は、ここに本物があると直観した。両親のシマ・沖縄。亜熱帯の自然と独自の文化、そして苦難の歴史を知り触れるほど血は騒ぐ。「沖縄を撮る」それが私のテーマとなり、生き様にも繋がる。以来30年。豊かな自然と生きあうことが心を開き文化をつくると確信するのだが、今や沖縄は自然を食いつぶして豊かさを求める。写真は試されているのだ。
主な写真テーマ
海と人間の関係、伝統行事、自然
= http://rca.open.ed.jp/city-2002/photo/3sakuhin/
1943(昭和18)年
沖縄出身の両親のもと、東京に生まれる
--------------------------------------------------------------------------------
1972(昭和47)年
沖縄を撮り始める
--------------------------------------------------------------------------------
1979(昭和54)年
写真集『沖縄・御万人の心』出版。9月、写真展「沖縄・御万人の心」(東京、大阪、沖縄、宮古、八重山)
--------------------------------------------------------------------------------
1980(昭和55)年
1月、個展「身近な自然(銀座キャノンサロン)」開催
--------------------------------------------------------------------------------
1981(昭和56)年
6月、第6回「視点写真」展(東京都美術館)に「島の風-多良間島」「晴れの日」出品
--------------------------------------------------------------------------------
1983(昭和58)年
石垣島・白保を撮り始める
--------------------------------------------------------------------------------
1985(昭和60)年
写真展「魚わく海・白保」(那覇、名護、八重山)、同名の写真集出版。第10回公募写真展「視点」で大賞
--------------------------------------------------------------------------------
1986(昭和61)年
写真展「四季のたより」(東京)、同名の写真集出版。写真集『石垣島・白保サンゴの海』出版。'88日本ジャーナリスト会議(JCJ)奨励賞受賞
--------------------------------------------------------------------------------
1991(平成3)年
写真展「白保ものがたり」(那覇市民ギャラリー/那覇市ほか)。写真展「白い雲・南島の刻」(画廊サロン・ド・ミツ/那覇市)
--------------------------------------------------------------------------------
1992(平成4)年
「写真で考える沖縄戦後史展」(パレットくもじ/那覇市ほか)出品
--------------------------------------------------------------------------------
1993(平成5)年
写真展「多良間の八月踊り」(リウボウホール/那覇市)開催。多良間村村制施行80周年記念写真集同時発刊
--------------------------------------------------------------------------------
1995(平成7)年
写真展「琉球弧 美ら海紀行」(銀座キャノンサロン)。同名写真集発行
--------------------------------------------------------------------------------
1999(平成11)年
写真展「カジマーイ12人の眼」展(那覇市民ギャラリー)出品
--------------------------------------------------------------------------------
2002(平成14)年
写真展「琉球烈像-写真で見るオキナワ」(那覇市民ギャラリー)出品
1943(昭和18)年
沖縄出身の両親のもと、東京に生まれる
--------------------------------------------------------------------------------
1972(昭和47)年
沖縄を撮り始める
--------------------------------------------------------------------------------
1979(昭和54)年
写真集『沖縄・御万人の心』出版。9月、写真展「沖縄・御万人の心」(東京、大阪、沖縄、宮古、八重山)
--------------------------------------------------------------------------------
1980(昭和55)年
1月、個展「身近な自然(銀座キャノンサロン)」開催
--------------------------------------------------------------------------------
1981(昭和56)年
6月、第6回「視点写真」展(東京都美術館)に「島の風-多良間島」「晴れの日」出品
--------------------------------------------------------------------------------
1983(昭和58)年
石垣島・白保を撮り始める
--------------------------------------------------------------------------------
1985(昭和60)年
写真展「魚わく海・白保」(那覇、名護、八重山)、同名の写真集出版。第10回公募写真展「視点」で大賞
--------------------------------------------------------------------------------
1986(昭和61)年
写真展「四季のたより」(東京)、同名の写真集出版。写真集『石垣島・白保サンゴの海』出版。'88日本ジャーナリスト会議(JCJ)奨励賞受賞
--------------------------------------------------------------------------------
1991(平成3)年
写真展「白保ものがたり」(那覇市民ギャラリー/那覇市ほか)。写真展「白い雲・南島の刻」(画廊サロン・ド・ミツ/那覇市)
--------------------------------------------------------------------------------
1992(平成4)年
「写真で考える沖縄戦後史展」(パレットくもじ/那覇市ほか)出品
--------------------------------------------------------------------------------
1993(平成5)年
写真展「多良間の八月踊り」(リウボウホール/那覇市)開催。多良間村村制施行80周年記念写真集同時発刊
--------------------------------------------------------------------------------
1995(平成7)年
写真展「琉球弧 美ら海紀行」(銀座キャノンサロン)。同名写真集発行
--------------------------------------------------------------------------------
1999(平成11)年
写真展「カジマーイ12人の眼」展(那覇市民ギャラリー)出品
--------------------------------------------------------------------------------
2002(平成14)年
写真展「琉球烈像-写真で見るオキナワ」(那覇市民ギャラリー)出品

日本の地域ブログ大集合!津々浦々の美味い・楽しいがここに!
